モーニング・ページを書く
『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』
ジュリア・キャメロン
何がきっかけで、この本を読んだのかは覚えていません。でも、この本を読んで、モーニング・ページを書き始め、10年近く経ちました。
それまで、日記を書こうと試みたことは何度もありましたが、続いた例がありませんでした。
でも、このモーニング・ページは今も続いています。
モーニング・ページとは、「ひと言でいうなら、三ページほどの手書きの文章であり、意識の流れをありのままにつづったもの」。
毎朝、ノート三ページが埋まるまで、心に浮かんでくるものを、そのまま書きとめていきます。私は一~二ページくらいですが。。。
例えば、私のある日のモーニング・ページは…
「眠い。。。頭にもやがかかっている。書くことが何も思いつかない。隣の人がクチャクチャ音を立てながら食べている。耳障りだ。口をちゃんと閉じてくれ!・・・・・」
私はこのモーニング・ページで救われました。
数年前、今思うと、よく耐えていたなと思うような苦しい時期を過ごしていました。
あの時は、書かずにはいられませんでした。あの時期を耐えられたのは、毎朝、モーニング・ページに心の中に溜まっているものを吐き出していたからだと思います。
今も書いていると、気持ちの整理ができたり、自分や状況を少し離れた場所から見ることができたり、いろいろなアイデアが浮かんできたり。
日記だと思うと、少し構えてしまっていた私ですが、心の中の声をただただ文字にしていくモーニング・ページは、一度、書き始めたら、トイレに行くのと同じように、(書き)出さずにはいられなくなりました。
必ずしも毎日書いているわけでもなく、数週間、書かないということもあります。
でも、モーニング・ページを書いていれば、気持ちがひどく落ち込んでも、ある一定のライン以下には落ち込まずに耐えられる。そんな気がしています。